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日本教育工学会研究会「教育実践の研究とその成果/一般」 学会発表レポート
2012年5月19日(土)秋田県秋田市の秋田大学教育文化学部で「日本教育工学会研究会「教育実践の研究とその成果/一般」」が開催されました。校務支援システムに必要な機能間の構成モデルについて発表を行いました。
B11
「校務支援システムに必要な機能間の構成モデルに関する検討」
山本朋弘(熊本県教育庁)
堀田龍也(玉川大学)
宮田明子(スズキ教育ソフト株式会社)
鈴木広則(スズキ教育ソフト株式会社)
校務支援システムの機能の必要感に関する因子分析、抽出した因子をもとに仮定した機能間の構成モデルとその適合性について発表しました。

校務支援システムの22機能を分析すると、「校務管理」「帳票印刷」「成績集計」「名簿管理」「状況把握」の5因子が抽出できました。

これらの5因子は、校務支援システムにおいて、それぞれ単独で機能するものではなく、相互に関連したり、順次的に機能したりしていると考えられるため、校務支援システムの機能がどのように構成されるか、抽出した因子をもとにして、機能間の構成モデルを検討することとしました。

3つのモデルを仮定して、分析を行った結果、「校務管理」と「名簿管理」から、「状況把握」、「成績集計」、「帳票印刷」へとつながる構成モデルの適合度が高く、最適な構成モデルとして示されました。この構成モデルは、小学校と中学校ともに高い適合度であり、校務支援システムに必要な機能間の流れとして示されました。

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